ハースストーンは心の底から課金ゲー
大人気スマホカードゲームと言うと、国内では「シャドウバース!」という声が上がってくるでしょう。
しかしそんなシャドウバースの元ネタとなっているゲームをご存知でしょうか?
おそらくご存知だからこそこのページにいらしたのかと思いますが、それが天下のBLIZZARD社が運営する「ハースストーン」です。
これが課金ゲーだと話題なのですが、一体その真相がどうなっているのか、シャドバMasterランクの管理人が実態を報告していきたいと思います。
結論から言いますと、無課金で楽しむのは不可能だと思うほどに課金ゲーです。
ではまずこちらの画像から
この画像を見てもらうと、ハースストーンの売上がサイゲの本気(シャドウバース)の約4倍、KONAMIの革命(デュエルリンクス)の約20倍の売上であることが分かります。
シャドバも課金させ方が相当巧妙なのですが、それとも比較にならないほどの売上を叩き出している理由を説明いたします。
ハースストーンは無課金の初心者にはあまりにも酷
・脳死最強ムーブとなる基本カードが存在しない
ハースストーンは、シャドバの元ネタとなっているゲームですので、たくさんのリーダーが存在し、それらのレベルを上げると同じように基本カードなるものが確定で入手できます。
(通常カードの真ん中にレアリティを表す色の石が存在しますが、基本カードはそれがないカードのことです。)
これらのカードは文字通り基本となるカードで、トップメタ環境にあるデッキにも欠かさず登場するカードであるのですが、その一枚があるターンのほぼ最強ムーブとなることがありません。
シャドウバースで言いますと、いつの時代も後攻4ターン目のフロフェン及びハゲがエゲツなく強いムーブの一つだと思うのですが、ハースストーンの基本カード内にそれほどのユニットは存在しません。
・強いレジェンドユニットがとことん強い
なおかつ高レアリティのパワーカードが本当にとことん強いです。
このティリオンなどは良い例で、(2017年3月現在)のメタ的にパラディンの数が少ないこともあって見る機会も減りましたが、おそらく初心者がランク戦でこのユニットと出くわすと、デッキをほじくり返しても返す手段がないなどという場合すらあるかもしれません。
なので、もし本当に運良く序盤の盤面を取れていたというような場合も、一枚のレジェにゲームを終わらされることが多々あります。
・実質(課金しないと)使えない強カードに襲われる
もちろんカードゲームですから、レジェンド以外にも強いカードは多数存在するのですが、「アドベンチャー」という課金クエストのみで入手できるカードが非常に強力なのです。
もはやこれがハースストーンの売上の鍵と言ってもいい要素でしょう。
「実質課金」というのは、別にこちらのアドベンチャーはパックと同じようにゲーム内コインで買うこともできるのですが、
そもそもコインで買う時の方が値段が高いこともあり、無課金の人がアドベンチャーを全クリするには、途方も無い時間を有します。
またアドベンチャーを集めている間に買えたであろうパックから手に入るはずのリソース差を埋める前に飽きてしまう気がします。
・下の層が相当分厚い
「とは言え、そんな強いカードを使ってくるのはもっとレベルが上がってからでしょう?」と思われるかもしれませんが、このゲーム、恐ろしいほどに下の層が厚いです。
言うなれば智弁和歌山の野球部2軍に公立野球部のスタメンが血祭りにあげられることがあるように、とにかく低ランクから敵が強い。
勝ち負けでランクが上下する、ランク20(シャドバで言うところのAランク程度)になると、もはやトップメタのデッキがゴロゴロいます。
「強い相手と戦えて楽しいのでは?」と考えると幸せですが、カジュアルでも普通にトップメタで来られるので、お気付きの通りミッションが消化できません。
なので、正直無課金の初心者には生きるのが辛すぎる世界かと思います。
ここまでを読んで課金の覚悟が固まってきた方に、では実際どれぐらいの額の課金が必要なのか見ていきます。
初心者卒業までに必要なものと課金額
・歓迎バンドル
まず第一に買うべきはこちら、歓迎バンドルです。
クラシックパック10パックと、各ヒーローの固有レジェがランダムに1枚手に入る破格のセットです。
この固有レジェでどれが出るかは非常に大きいですが、正直9体の内、半分は大当たりですので、ハズレだけ紹介しておきます。
預言者ヴェレン(プリースト)
キングクラッシュ(ハンター)
当たりの中には先ほど紹介したティリオンもいますし、ローグを組んでいくのであれば、いずれ生成必須とも言えるエドウィンなど、本当に強レジェぞろいです。
自分はハズレ枠ブービーのヴェレンでスタートした勢なので、外してしまった方も泣かないでください。
(こちらのセットはその破格のコスパ故に一度しか引けません。歓迎バンドルリセマラは一回600円なので、あまりオススメはできませんが、相当長期的な視点でランカーを狙う人であれば止めはしません。)
結果、600円の課金。
・アドベンチャー
一つのアドベンチャーが大体3000円です。
もうそろそろ「探検同盟」と「ブラックロックマウンテン」がスタン落ちしますので、そちらはもう今では買う必要がないかもしれませんが、
とにかく出ているアドベンチャーは全て買うことをオススメします。
これで手に入るカードが全て強いというわけではありませんが、3000円前後でレジェンドが4~5枚確定で手に入るのはアドベンチャーならではです。
普通はいくら救済タイマーがあるとは言え6000円で2~3枚ぐらいの確率ですから、どれほどコスパが高いのか分かります。
残しておいた方が良いレジェンドもたくさんいますが、弱くても結果オーライ。アドベンチャーの雑魚レジェンドを4枚ほど砕けば、好きなレジェンドを一枚生成できます。
結果「発売中のアドベンチャーの数」×3000円の課金
・クラシック「40or80」パック
そしてやはりこれも欠かせません。
唯一スタン落ちせず、いつまでも使い続けることができる強力なカードがたくさん詰まったクラシックパックです。
何パック買うかですが、正直ゲームを楽しむための初速を考えると40パックはマストで、やる気のある人は80買っておいた方が後々後悔がないかと思います。(40で大体2枚前後のレジェが出ます。)
おそらく40パックでも買い終えると、ここまでのリソースを生かしてダストをやりくりすれば、確実に一つはトップメタのデッキをある程度の精度で組めるはずです。
2017年3月現在だと「海賊ウォリアー」あたりでしょうか。
その時に、クラシックから出るレアをダストで生成して、後にまたパックから引いてしまうとそこでかなり損をした気分になりますので、できればクラシックのレアが大体一通り揃う80パック買った後にダストをやりくりするのがオススメです。
結果、6000~12000円の課金。
以上です。
この課金を終えた頃にはランク戦でも言い訳のできないデッキが一つ組めるはずです。
最終的に必要な課金総額は「9600~」かと思います。
万札握りしめてようやくスタートラインという感じですね。
ただ、流石シャドバの元ネタだけあって、ゲームはよくデザインできています。
もちろんリーダーごとの相性はありますが、ハンドリソース関係なくプレイできるヒーローパワーが少々の事故をプレイングで持ち直し得るファクターとして効いています。
覚悟が決まったらまたプレイしてみてください。