大石昌良とオーイシマサヨシ
音楽が好きな方、アニメが好きな方、「大石昌良」と「オーイシマサヨシ」どちらか名前を聞いたことがありますでしょうか?
どちらも聞いたことがあって、その違いも正確に把握しているという方もいらっしゃるかと思いますが、ここではそれが分からない人、及びこれから知ろうとする方に向けて記事を書いていきます。
大石昌良さん
実はそれら二つは、最近着々と勢いを強めつつある、人気シンガーソングライター「大石昌良」さんのことを表します。
大石 昌良(おおいし まさよし、1980年1月5日 – )は、日本のシンガーソングライター。Sound Scheduleのボーカル・ギター担当。愛媛県宇和島市出身。血液型はA型。宇和島市立城北中学校、愛媛県立宇和島東高等学校、神戸商科大学(現・兵庫県立大学)卒業。
引用 Wikipedia
ではこの表記の違いは一体何なのか?
答えは担当する音楽活動による違いにあります。
例えば『名探偵コナン』において、主人公のコナン君は毒薬を飲まされて小学生となってしまった「江戸川コナン」としての顔と、高校生探偵「工藤新一」としての顔がありますが、まぁそんな感じかと。
そんな感じとは言いつつ全然違いますので説明していきます。
大石昌良とオーイシマサヨシの違い
「大石昌良」は元々実名で活動されていた弾き語りなどを始めとする音楽活動で使われる名前です。
一方カタカナ表記である「オーイシマサヨシ」は、アニメやゲームなどのタイアップソング作りに特化した音楽活動をする際の名前になっています。
今ではすっかり有名となっている「オーイシマサヨシ」の表記は実は2014年から生まれた名前です。
「オーイシマサヨシ」が生まれるまで
2008年にソロデビューし、その卓越したギターの演奏力から「右手の魔術師」や「ひとり遊園地」といった呼び名を持っていた大石さんですが、その歌唱力もずば抜けた物があり、Tom-H@ckさんとコラボし曲を歌うことになります。
Tom-H@ckさんと言うと、『けいおん!』の楽曲を担当したことで有名な、作曲・編曲家です。
そんなお二人がタッグを組み、「Tom-H@ck featuring 大石昌良」として生まれたのがこちらの曲です。
「Go EXCEED!!」
「Perfect HERO」
元々アニメが大好きと仰る大石さんですが、こうしてアニメ化された大人気作品『ダイヤのA』の主題歌を務めたことで、アニソンへの扉を叩き始めます。
この一連の影響で、ニコ生に出演されたり、ダイヤのA二期で観客として出演したり、徐々にそういったメディアとの距離を縮めていきます。
そして、作詞作曲を全て自身でこなした次の曲でアーティスト「オーイシマサヨシ」が生まれます。
「君じゃなきゃダメみたい」
これは『ガンガンONLINE』で連載中の大人気漫画、『月刊少女野崎くん』のアニメOPになった一曲です。
アニメも超絶面白く、OPであるこの曲もその魅力がふんだんに詰め込まれた最高の一曲です。
ギターの腕前もひしひしと伝わってくるこの曲はiTunesのトップランキングに上り詰めます。
「オーイシマサヨシ」爆誕です。
そして人気番組『カラオケバトル』にも出演されることになります。
この動画からは大石さんのアニソンの歌い方についての拘りが滲み出ています。
「90秒間という限られた時間の中にアニメの良さを凝縮させ、それを正確に伝えることが必要」と仰る大石さん。
まさに仰る通り、素晴らしいです。
アニメを見ればその曲が聴こえてくる、その曲を聴けばアニメが見えてくる、そんなアニソンの素晴らしさはやはりこういったアーティストの熱い想いから生まれてくるのでしょう。
大石さんの音楽活動
大石さんがアニソンを歌い始めた経緯を説明してきましたが、大石さんはソロデビューする前に、「Sound Schedule(サウンドスケジュール)」というバンドとして活動されていました。
せっかくなのでその一曲を紹介します。
ピーターパン・シンドローム
大学の軽音楽部の友人、川原洋二さん、沖裕志さんと結成し、2001年にメジャーデビューしたバンドです。
2006年に解散しましたが、それぞれの活動を並行しながらペースを変え2011年に再結成しました。
また興味がございましたら是非調べてみてください。
公式サイト http://www.soundschedule.net/
そして、大石さんがアニソンと触れる接点を作ったTom-H@ckさんとも「OxT(オクト)」というユニットを結成しました。
そちらの曲も一曲紹介いたします。
「Clattanoia」
テレビアニメ『オーバーロード』の一曲です。
先ほどのカラオケバトルの動画でもチラリと映っていた曲です。
OxTはこれ以外にもいくつかアニソンを生み出しています。
公式サイト http://www.oxt-music.com/
以上、実は非常にたくさんの活動をされている大石さんの紹介でした。
これからもっともっと活躍の場を広げてくださるのを期待しています。
長文お付き合いありがとうございました。