12月12日より公開の映画『orange~オレンジ~』
差出人は、未来の私。」というキャッチフレーズが印象的な映画『orange~オレンジ~』。
遂に12月12日より上映がスタートします。
そんな『orange』ですが、原作は高野苺さんの漫画です。
『別冊マーガレット』(集英社)にて2012年4月号から2012年12月号まで連載された後に休載、その後『月刊アクション』(双葉社)に移籍し2014年2月号から2015年10月号まで不定期連載されました。
参考 Wikipedia
別冊マーガレットと言うと、映画化もされた、咲坂伊緒さんのアオハライドなども有名ですが、繊細な心情描写や怒涛のシナリオ展開など、最近の少女漫画のクオリティの高さには舌を巻きます。
そしてこのオレンジはそういった少女漫画のエッセンスに「タイムスリップ的要素」が加わっている作品です。
最初のキャッチフレーズにもありましたが、高2の春に手紙が届きます。
その内容は「(後に好きになる転校生)翔が事故で死んでしまう」という物でした。
そしてその未来を変えるべく主人公の菜穂は動き出します。
10年後に須和弘人(竜星涼)と結婚する高宮菜穂(土屋太鳳)
こちらは主人公たちが後悔している10年後の未来のヴィジュアルです。
たしかに翔役の山崎賢人さんの姿はありません。
その代わり菜穂は弘人と結婚し、一児の母となっています。
作中で、弘人は菜穂を一途に想いながらも、菜穂と翔が両想いであることに気づき、二人を応援していきます。
これまた少女漫画の王道を突く奥行きのある設定です。
そして、未来が変わらなければ10年後は翔がおらず、ずっと菜穂を思い続けていた弘人が結婚するという訳ですね。
正直この設定をゴールにして作品作りがされても十分面白い物になるのでは?
と思いますが、そこから逆算していくことでタイムスリップ的要素を加えた、この『orange』。
名作と呼ばれるだけの理由がありそうですね。
弘人を演じる竜星涼さん
そして10年後に結婚していたはずの弘人を演じるのがこちらの竜星涼さん。
183cmという身長と端正な顔立ちでモデルのような正統派イケメンです。
案の定、と言った所です。
戦隊モノで初主演になってから、GTOなどにもキーキャラクターとして出演し頭角を現していますが、『桜蘭高校ホスト部』では黒魔術部の部長「猫澤梅人」を演じたり、非常に振れ幅の大きい懐の深い役者さんでもあります。
今回の『orange』では、そんな竜星さんと結婚した未来から「後悔しています」と手紙を送り、一人の仲間を救い出す、そんな物語。
なんて贅沢な、と思うのは自分だけではないはずです。
でも実はその手紙は、ネタバレになるので言いませんが、とにかく恋愛だけでなく、友情的な観点からも翔の大事さが描かれていきます。
恋愛的な観点や、友情が描かれた学園物として見ても良いですし、自分だったらこのキャラが好きだな、という見方でも良いと思います。
興味がございます方は是非劇場に足をお運びください。
公式サイト http://www.orange-movie.com/
竜星涼 オフィシャルブログ http://ameblo.jp/ryoryusei/