使徒、襲来。その名も「 エヴァスマホ 」
1995年より放送され、今でも劇場版の制作が進められるなど、あらゆる世代から絶大な人気を誇るアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』。
大災害「セカンドインパクト」後の世界(2015年)を舞台に、巨大な人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった14歳の少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いが描かれている。
参考 Wikipedia
ちなみに謎の使徒が第3新東京市に襲来したのは2015年6月22日。
もう作中で描かれていたところまで時代が追い付いてしまったことに驚きを隠せません。
主人公「碇シンジ」の声優をされていた緒方恵美さんもその前日6月21日に驚きと感慨深さを表したツイートをされていました。
今、知ったよ。
僕が第3新東京市に行って、最初の使徒に出会って、ミサトさんの車に乗って、ひっくり返って、口の中がシャリシャリして、久しぶりに父さんに会って、血だらけの綾波に会って、エヴァに初めて乗ったのって。
「明日」だったんだ。。#2015年6月22日 #エヴァ
— 緒方恵美 (@Megumi_Ogata) June 20, 2015
全日本国民が使徒の襲来に備えた6月22日でしたが、実際に使徒が東京を来襲することはなく、人々は平和に暮らしていました。
しかし平和も束の間。2015年11月2日、全国のセブンイレブンに使徒が来襲します。
その名も エヴァスマホ 。価格は8万4240円(税込)。
全国のセブンイレブンにて、三万台限定で予約が始まったSIMフリー端末です。予約段階ですので、買ってすぐに使えるという訳ではありません。
今年の12月下旬に最初の5000台が届けられ、残りの2万5000台は2016年の4月下旬に発送されるようです。
とは言え、一体どうしてこの エヴァスマホ が使徒なのでしょうか?
それはこちらの エヴァスマホ がキャンペーン対象の高額商品であるからです。
みなさんもキャンペーンをしているコンビニをよく見かけると思います。
例えば「シールを何枚か集めて送ると抽選でお皿がもらえる」とか、「指定の飲み物とセットでお弁当を買うと安くなる」とか。
そういったキャンペーンが色々とあって、中でもかなり多くの人にとって馴染み深いはずなのが、セブンイレブンの「700円くじ」です。
これは700円お買い上げごとにくじが一枚引けるというキャンペーンです。
景品は食料品や栄養ドリンクなど、多種多様ですが、
何より大事なのは、700円毎にくじが引ける、というこの設定です。
そして税込み価格で84000円を超えるこのエヴァスマホも、しっかりそのキャンペーンの対象アイテムとなっています。
84000÷700=120ですので、つまり、エヴァスマホ一台につき、120枚のくじがもらえる訳です。
結果としてこういう事態が発生する訳ですね。
セブンでエヴァスマホ予約してきたら、くじの枚数がとんでもない事にwもう少しお客さんの少ない店を選べばよかったかな。店員さん、お忙しい中ごめんなさい。当たりは後で引き換えします。 pic.twitter.com/tJpj0NTAce
— haruka (@haruka_6th) November 2, 2015
8万4000円のエヴァスマホ予約して、セブンイレブンのくじを120枚引いてきた。
店員A「あ…これ、どうしよう…」
店員B「引いてもらうしかないじゃない」というやり取り、格好よすぎて申し訳ない気持ちになりました。 pic.twitter.com/anxmRON6oc
— H.Harada (@Shiromaru33) November 2, 2015
セブンイレブンで84,240円のエヴァスマホを買って、700円ごとに引けるくじを120枚引いて、貰った景品を整理してました。約1万円分らしいです。 pic.twitter.com/LBe53FGt1S
— フワリ T.M.R.20周年おめでとう! (@fuwari0) November 2, 2015
僕「エヴァスマホください」 店員「84,240円です。あっ、少々お待ちください」 私「(手続き時間掛かるのかな)」 店長「すみませんお客様、くじを120枚引いて頂く形になります。」 僕「120枚」 pic.twitter.com/i6C0VDl8KP
— クエスくん (@_lquestionl_) November 2, 2015
エヴァスマホを買う側からすると、ほぼ一生分くじを引けますし、1万円ぐらいキャッシュバックされますし、とても良い機会だと思います。
ただセブンイレブンの店員側からしてみるとこの惨劇は「使徒の襲来」と考えてもらって良いでしょう。
バイトのシフト提出を考え直す人もいるかもしれませんね。それこそ「逃げちゃだめだ」と思いながら、、
せっかくなのでそんなエヴァスマホのスペックを見ていきましょう。
同日シャープが発表したSIMフリースマホの「SH-M02」をベースに作られたモデルです。
ドコモから発売中の「AQUOS EVER」に近いスペックの端末で、5インチ、1310万画素のカメラを搭載。SIMフリースマホではまだ珍しい、VoLTE(高音質電話)やおサイフケータイにも対応しています。
背面はエヴァ初号機の刻印がされています。
また何と言っても初期装備の豊富なエヴァコンテンツが魅力です。
壁紙は365種類、レイやアスカなど人気キャラクターの音声も50種類初期装備されているそうです。
壁紙の365種類という数字は「年間毎日壁紙を変えることができる」というテーマがあるそうです。
イメージはこちらを見てもらえると分かりやすいかと思います。
アスカに起こしてもらうこのボイスは悪くないな、と思います。
ただどちらかというとかなりファングッズのような存在であるみたいですね。
これまでもドコモからエヴァコラボ端末が販売されたことはありましたが、その時は作中に登場する特務機関NERVの官給品として売り出されていました。
「SH-06A NERV」
「SH-06D NERV」
こちらは普段使いもできるデザインながら相当細部に凝ったデザインがされていて、特に作中登場する
「MAGIシステム」というスーパーコンピューターをイメージした3D 対応ウィジェットがファンには堪らない一作でした。
必見の動画はこちら。
ワクワクが止まらないはずです。
台数は同じ3万台でしたが、実際こちらのモデルは即日完売だったそうです。
今回のコラボスマホは少しこのイメージとは違うこともあり、3万台売れるのかどうかも心配な所ですね。
たしかにこちらを見た後に今回発売のモデルを振り返ると少し物足りないイメージもあるのかもしれません。
初代との比較が分かりやすくされているのがこちらの動画なので興味がある方は見てもらっても良いかも知れません。
動画のように、初代エヴァコラボスマホを知っている方からすると、「これじゃない」と言う意見もかなり多いようです。
今回は「大量の700円くじ」という形で話題を集めた エヴァスマホ でしたが、これからどう売れていくのか期待ですね。
最後は特務機関NERVの公認非公式Twitterアカウントを紹介しておきます。
それではみなさんもこちらの情報を確認しながら「使徒の襲来」に備えてください。