スマホから数タップで大好きなスロットゲームにたどり着ける!オンラインカジノを利用すれば、ほんの10分の空き時間で本格的なカジノが楽しめます。2022年はゲーム市場がヒートアップしている年。オンラインカジノを含めて「カジノ」が盛り上がっていますが、カジノディーラーは一体どれくらい稼いでいるのでしょうか?
もっぱら日本でも空前のポーカーブームが巻き起こっており、カジノに対する意識も急激に高まっています。何より、世界のカジノ管理システムが向上し安全にカジノゲームがプレイできるのは嬉しい限りですが、やはり「カジノディーラー」の存在は大きいですよね。
現代ではオンラインギャンブルでもライブディーラーが活躍していますが、ここではで華麗にゲームを進行するランドカジノのライブディーラーについて、気になる年収やディラーへの道のり、また必要なスキルなどをご紹介します。
そもそもカジノディーラーの年収はどれくらい?
ゲーム進行を司るライブカジノディーラー。一体、どれくらい稼いでいるのでしょうか?
ランドカジノディーラーの年収は国によって若干異なる
そもそもカジノディーラーの収入は国によって若干異なります。もちろん、ライブカジノディーラーとしてのキャリアと経験を積むために、フルタイムで働いている方も多くいらっしゃいます。下記で米国、英国、オーストラリア、マカオにおけるライブカジノディーラーの年収を見てみましょう。
米国・ラスベガス:平均400万円から600万円
米国にはラスベガスを筆頭に、アトランティックシティ、リノ、チュ二カなど有名なランドカジノがたくさんあります。中でも最もディーラー数が多いのが「ラスベガス」ですが、給料は初任給でおよそ280万円程度だと言われています。駆け出しのディーラーは1時間あたり10ドル程度が相場であるため、週に40時間働いて400ドル、年間52週で280万ドルという計算になりますね。つまり、日本の大卒初任給とほぼ同じくらいです。
また、在籍年数が長く、カジノディーラーとしての経験が豊富である場合はもっと増えます。概ねランドカジノディーラーの年収は平均して400万円から600万円となるため、かなりの高給取りだと言えますね。しかし、稼ぐディーラーになると1,000万円を越える場合もあるようで、カジノディーラーの年収最高金額は天井知らず!といったところです。
加えて、米国ではチップが習慣となっており、カジノテーブルでも進んでチップを渡す光景が見られます。もっとも、米国では平均して15%から20%程度のチップを渡すのがマナーとなっています。例えば、ブラックジャック、ポーカー、ルーレット、バカラの高額テーブルではリッチなプレイヤーが大勢集まります。そのため、ライブディーラーへのチップもドーンと弾むようです。ハイローラーが集う高額テーブルでは、こういったチップが上乗せされるため、ディーラーによってはこの「チップ」を収入の拠り所とすることも多いでしょう。
英国・ロンドン:平均450万円程度
カジノはもともとヨーロッパが起源だと伝えられていますが、英国・ロンドンにある老舗カジノのディーラーは年間およそ450万円程度を稼いでいると言われています。もちろん、この数字もディーラーとしての経験値や勤務年数、カジノへの貢献度などによって異なりますが、米国のラスベガス同様、繁忙期や閑散期の浮き沈みで年収に影響が出ることもあるようです。
英国ではバッキンガム宮殿に特別賭博場があり、貴族がひっそりと楽しむ娯楽としてカジノゲームがもてはやされていました。伝統と文化を重んじるイギリスでは、職業としてのカジノディーラーも大人気で、スキルに見合った正当な年収が期待できます。
オーストラリア:平均500万円程度
続いてオーストラリアです。豪州にもクラウンやザ・スターといった有名なカジノが主要都市にありますが、ここで働くディーラーの平均時給は24豪ドルから25豪ドルとなっています。例えば、週40時間働けば年間で520豪ドル(約500万円)となります。
もちろん、オーストラリアではそれぞれのゲームに特化した専属ディーラーが在籍し、いわゆる人気ディーラーも存在します。オーストラリアはチップ制ではありませんが、人気のあるディーラーはカジノへの貢献度も高いということでボーナスや昇給があります。
マカオ:350万円から500万円
アジア圏で最もホットなカジノスポットと言えば「マカオ」ですよね。こちらマカオでは日本人ディーラーも在籍したりと、非常にインターナショナルなのが特徴です。マカオでのライブディーラーの年収は平均350万円から500万円となっていますが、カジノの本場ラスベガスと同様に、ポピュラーなディーラーは1,000万円を越える収入を獲得する場合もあります。
マカオは中国や香港からの富裕層が続々と足を運ぶ国です。アジア諸国で人気の高い「シックボー」や「ドラゴンタイガー」といったアジア発祥のゲームも盛んで、こういったテーブルでは経験の長い人気のディーラーが何人も在籍しています。
世界トップクラスの超一流カジノでは収入もアップ
どの世界でも同じことが言えますが、やはり一流企業で仕事をすれば、それだけ高い年収が期待できますよね。ライブカジノディーラーの世界も似たり寄ったりで、トップクラスの規模と収益を誇るカジノで経験を積めば、実力次第で平均以上のお給料をゲットできる場合もあります。下記で高給が期待できる世界の一流ランドカジノを挙げてみます。
<米国>
- MGMグランド・ラスベガス
- ウィン・ラスベガス
- パラッツオリゾート
- パリス・ラスベガス
- ボルガータホテル・カジノアンドスパ(アトランティックシティ)
<ヨーロッパ>
- カジノリスボア
- ヒッポドローム(ロンドン)
- カジノ・バーデン・バーデン
<マカオ>
- ザ・ベネチアン・マカオ
- シティ・オブ・ドリームス・リゾート
- カジノポンテ
<シンガポール>
- マリーナベイ・サンズ
- リゾート・ワールド・セントーサ
世界でカジノが合法である国は130か国以上あり、ランドカジノの数に至っては大小合わせて2,000件を越えます。前述した一流カジノはほんの一例で、もちろんその他にも世界に名だたる高級カジノは数多くあります。
オンラインカジノのライブディーラーも同等クラス?
オンラインカジノにも専属のディーラーが在籍しています。年収に関しては所属のソフトウェアプロバイダーによるため、一概に数字を示すことは難しいです。しかしながら、就業時間やディーラーとしての経験によってはランドカジノと同等クラスの給料を貰える可能性はあるでしょう。
ライブカジノディーラーの仕事と必要なスキル
カジノディーラーの収入はかなり魅力的ですね。カジノへの貢献度によっても年収がアップする可能性があります。ここではカジノディーラーの仕事内容と必要なスキルについてご紹介しましょう。
各テーブルのゲーム進行役
ライブカジノディーラーの役割はブラックジャック、ポーカー、ルーレット、バカラなどの各テーブルでゲームの進行役を務めることです。テーブルではプレイヤーを楽しませながら、配当金を渡したり、チップを受け取ったりする「黒子」のような存在でもありますよね。ルーレットでは台を回したり、ポーカー、バカラ、ブラックジャックといったカードゲームでは、適切にカードを配るのも仕事です。
エンターテイナーとしてテーブルを盛り上げる
カジノテーブルには海外のさまざまな国から、それぞれの思いを寄せてプレイヤーが集まってきます。勝利に闘志を燃やしている人、カジノゲームが初めてで不安そうな人、ルールをいまいち把握していない人、負けを取り戻そうとイライラしている人など、まさに十人十色です。そんなプレイヤー達を一つのテーブルで冷静にまとめていきながら、楽しく盛り上げていくのも仕事のうちです。
カジノディーラーとしての腕や経験も大事ですが、演出力の高いエンターテイナーであることが求められます。メンタルも強くなければ務まりません。
必要なスキルは計算能力、英語力、シャッフル・ディーリング
ライブカジノディーラーに必要なスキルは計算能力、英語力、そしてカードの手捌きを意味するシャッフル・ディーリングです。職業として真剣にキャリアを積みたい方は、これら3つの技術は必須でしょう。
テーブルゲームでは常に2倍、8倍、35倍といった「配当金」を計算する必要があります。プレイヤーの賭け方によって倍率はさまざまなので、配当倍率の計算を間違えずに行える計算力はマストです。
次に英語力。これは海外のランドカジノに就職する際に不可欠なスキルです。相手にわかりやすく正確に英語で伝えるコミュニケーション力が求められます。そしてシャッフル技術。これはカードゲームで欠かせませんが、手先が器用な人ならば練習次第で美しいシャッフル・ディーリングができるようになります。
ライブカジノディーラー資格と養成コース
将来カジノディーラーを目指している方へ!資格と養成学校についてご紹介します。
資格がなくてもカジノディーラーになれる
基本的にライブカジノディーラーになるための資格は必要としません。各カジノが実施するインタビューと採用試験にパスすれば、晴れてディーラーとしてデビューをすることができます。合格するには前述した必要なスキルを全て持ち合わせているのが条件ですが、その他ホスピタリティーへの理解があることが求められます。
国内にはカジノディーディーラー資格も登場
日本でのカジノ誕生に向けて、国内の民間企業では「カジノディーラー資格認定試験」の実施が始まっています。この試験を見事に突破すれば「日本カジノディーラーズ協会」に登録することができるため、カジノディーラーとしての能力を証明することができます。
国内にはカジノディーラー養成コースも!
日本でもカジノディーラーへの注目は高まるばかりですが、国内では観光系の専門学校やディーラー養成学校でカジノディーラーを育てる専門コースを設置しています。まだまだ数的には少ないですが、実際のテーブルを使って実習を行ったり、プロのカード裁きを学んだり、本格的な就職に向けてトレーニングを受けることができます。
まとめ
ライブカジノディーラーの年収は国によって若干異なり、また経験やスキルによっても変わってきます。ライブカジノディーラーの年収は初任給が280万円程度、一般的には300万円から600万円となっています。また、ラスベガスやマカオでは腕のある人気ディーラーは底なしに稼いでいるようで、1,000万円の大台を乗ることもあるようです。ディーラーはプレイヤーを楽しませるプロでなければならず、こればかりは人気商売といった要素もかなり含まれているでしょう。
日本でも法案が成立し、IR事業計画もゆっくりながら進んでいます。日本にも2025年から2027年の間に「ランドカジノ」がオープンする予定です。日本人ディーラーの活躍も期待されますので、将来の職業として目指してみてはいかがでしょうか?