加藤シゲアキの小説『ピンクとグレー』が映画化!
明日2016年1月9日より、加藤シゲアキ原作の小説『ピンクとグレー』の映画が公開されます。
原作者の加藤さんは御存知ジャニーズのアイドルグループ「NEWS」の一員。
ちなみにこのNEWSというアイドルはジャニーズだからと侮っていると痛い目に遭うぐらい高学歴なグループとしても有名で、加藤さんも青山学院大学を卒業されています。
この作品はそんなアイドルが書いた小説として非常に話題となっていました。
最近ではお笑い芸人・タレントのピース又吉さんが『火花』で芥川賞を受賞し、少し印象的な面では埋もれてしまったかもしれませんが、2012年に角川書店から出版された本作も累計33万部を超える人気作となっています。
そして文庫化も経て、明日遂に映画が公開される運びになっています。
「開始62分の衝撃」とは?ネタバレ注意!
早速予告編の動画をご覧ください。
物語のメインとなる中島裕翔さん演じる蓮吾と菅田将暉さんが演じる大貴。
幼馴染の二人は共に芸能界へ入るも、売れていくのは蓮吾ばかり。
そうやって人気に差が生まれ、次第に距離が遠くなっていった所で訪れる蓮吾の死。
この数分の予告動画の中で既に怒涛の展開がされている訳ですが、気になるのが「開始62分の衝撃」です。
これはタイトル『ピンクとグレー』を意味するところであり、本作の斬新さを象徴する最も美味しい部分になっています。
ネタバレを問題視しない方のみ読み進めてください。
結論から言いますと、このピンクとグレーと言う色は作中における現実とフィクションを区別する色を示しているのです。
この作品には、作中の世界にも現実とフィクションが与えられます。
まるでマトリョーシカのようなイメージでしょうか?
具体的に言いますとこの映画作品の中に一つの世界が存在し、その世界において映画が撮られているという設定になっているのです。
つまり作品の中に現実と虚構が存在する訳です。
そのカラクリが解き明かされるのが「62分」なのです。
62分までは全て作中で撮られていた映画の内容で、そこから作中の現実世界が始まります。
そして映画内の虚構はカラーの映像(ピンク)、現実はモノクロの映像(グレー)で描かれているのです。
それがこの作品の最大の種明かしであり、62分の示すところでした。
再び色んなシリーズの予告動画を見てもらうと色の違いが見て取れるのではないか?と思います。
いかがでしょうか?
より詳しいネタバレはこちらの記事が最高に分かりやすくまとまっていますので是非。
中島裕翔さんと夏帆さんが…
パンテーンのCMでもお馴染み、清楚な女優「夏帆」さんですが、作中の現実においては非常にチャラついたキャラらしく、中島さんとの激しい密会シーンもあるのだとか。
普段の役柄は想像もつかない設定だけにそれだけでも見に行く価値があるかもしれませんね。
そんな映画『ピンクとグレー』は明日1月9日より公開です。
良ければ是非劇場に足運んでみてください。
長文お付き合いありがとうございました。