攻殻機動隊の順序を整理!技術者に与えた影響も!

原作『 攻殻機動隊 』(こうかくきどうたい、英語タイトル:GHOST IN THE SHELL)

攻殻機動隊 原作

攻殻機動隊は、1989年より連載された士郎正宗による漫画作品です。

この原作を受けて1995年に劇場版アニメが公開され、TVアニメ版は2002年から公開が始まりました。

原作は一つですがそこから制作されたそれぞれの作品について監督が異なり、作画も異なってくるのでどの作品も新鮮に楽しめるのが大きな魅力の一つであるそうです。

内容はこんな感じです。

時は21世紀、第3次核大戦とアジアが勝利した第4次非核大戦を経て、世界は「地球統一ブロック」となり、科学技術が飛躍的に高度化した日本が舞台。その中でマイクロマシン技術(作中ではマイクロマシニングと表記されている)を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。

生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性公安警察組織「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活動を描いた物語。

出典 Wikipedia

ただいくら面白そうで名作と言われていても、劇場版アニメが公開されたのも今から20年前であり、映画で6つ、アニメでも4つのシリーズがあります 。

一体何から見始めれば良いのか分からず途方にくれてしまう人もいるでしょう。

そこでこれまでの作品を時系列に沿って紹介します。

劇場版アニメ GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊

GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊

1995年11月18日公開。監督は押井守

漫画第1巻を基に制作されている。内容は日本に馴染みの薄いSF小説に近いため、日本での興行成績は延びなかったが、アメリカのビルボード誌(1996年8月24日付)でビデオ週間売り上げ第1位を記録するなど海外で高い評価を受けた結果、逆輸入という形で日本でも評価されるようになった。人間の記憶や人格が肉体を離れて外部記憶媒体へ移動した場合、人間は人間であり得るのかという点を問いかけている。

アニメ 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)

2002年10月1日 – 2003年11月30日(全26話)

第一シリーズ。2002年10月からパーフェクト・チョイス(ペイ・パー・ビュー形式)で放送され、2004年には日本テレビ系列数局で放送された。主に「笑い男事件」を扱っている。

アニメ 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG

2004年1月 – 2005年1月(全26話)

第二シリーズ。新たに押井守をストーリーコンセプトに迎えて制作、2004年1月からパーフェクト・チョイスで放送され、2005年には日本テレビ系列数局で放送された。主に「個別の11人事件」とそれに続く「出島事件」を扱っている。

(劇場版アニメ イノセンス

攻殻機動隊 イノセンス

2004年3月6日公開。劇場版第1作の続編であるが、内容は前作のように漫画第2巻「MANMACHINE INTERFACE」を基にしているわけではなく、漫画第1巻の第6話「ROBOT RONDO」を下地にしたオリジナル展開であり、草薙素子が(同位体を含めて)ほとんど登場せず、バトーを中心としたストーリーになっている。

アニメ 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society(S.A.C. SSS)

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society(S.A.C. SSS

シリーズ初の長編作品。2006年9月にOVAに先駆けてパーフェクト・チョイスで放送。また、2011年には前述の3D劇場版が全国公開されている。『2nd GIG』から2年後の話で、草薙素子は公安9課を離れて独自の行動をとっており、組織を拡大した9課はトグサが隊長を務めている。「人形使い」を連想させる新たなゴーストハッカー「傀儡廻(くぐつまわし)」が登場する。

劇場版アニメ GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0

GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0

2008年7月12日公開。監督は押井守。全カットを完全リニューアルした21世紀版攻殻機動隊とも言える作品。

劇場版アニメ 攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D

攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D

2011年3月26日公開。監督は神山健治。テレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(S.A.C.)シリーズの3作目『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』を3D劇場版『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』として全国公開。観客が電脳化体験できる新感覚3D立体視作品として、全カットをフルグレーディングし、オープニングも完全新作作画となっている。

劇場版アニメ 攻殻機動隊 ARISE

攻殻機動隊 ARISE

2013年1月16日に公式サイトが開設され、同年2月12日に製作発表会が行われた。4部方式で公開された。公安9課の設立及びメンバーの合流、ならびに当時草薙素子が所属していた陸軍機密部隊「501機関」に焦点をあてたものとなっており、総監督及びキャラクターデザインを黄瀬和哉が、シリーズ構成および脚本を冲方丁が務めた。劇場版GHOST IN THE SHELLから続いてきた声優陣は一新され、過去に幼少姿の素子役を演じた坂本真綾が本作の素子役として抜擢された[17]。本作は士郎正宗の原作、押井守の劇場版、神山健治のS.A.C.に続く「第四の攻殻」と位置づけられている。本作の再編集版、および新作2話が『攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』として、2015年4月から6月にTV放映された。

アニメ 攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE

攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE

「第四の攻殻」である、『攻殻機動隊 ARISE』を、シリーズ構成の冲方丁による初期案に基づき、前後編に再編集してTVアニメ化。『攻殻機動隊 新劇場版』に繋がる新規エピソードが、新たに2話追加されている。

劇場版アニメ 攻殻機動隊 新劇場版

攻殻機動隊 新劇場版

2015年6月20日公開。総監督は黄瀬和哉。

『攻殻機動隊 ARISE』のその後を描く。草薙素子の出生の秘密や、攻殻機動隊の起源が明かされる。

出典 Wikipedia

結局何から見始めれば良いのか?

アニメ版から見始めるのがオススメという声が多いようです。

まずは「攻殻機動隊 Stand Alone Complex」を見て、面白そうなら「攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG」、「攻殻機動隊 Solid State Society」と続けて見てみてください。

最後は 攻殻機動隊 が現代の科学者に与えた影響を少し見ていきたいと思います。

攻殻機動隊 と言えば、人工知能、義体化光学迷彩など、様々な技術が登場するのも魅力の一つで、実際にその影響を受けて技術者への道を進んだ人もいるぐらいです。

そして実際、慶應義塾大学の稲見教授は、この作品からヒントを得て「光学迷彩」を発明したそうです。

攻殻機動隊 稲見教授 慶應義塾大学

参照 http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1211/02/news062.html

その凄さが分かる動画はこちら。

以上です。

これは一例ですが、おそらくたくさんの技術者、科学者にとってもかなり示唆的な内容になっている 攻殻機動隊、是非一度見てみても良いのではないでしょうか?

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